気をつかいあうってのも優しさだけれど、時には傷つけるのを覚悟で、ほんとのことを言ってしまうことも優しさなんだよね

永六輔(えい ろくすけ、1933年~2016年)は、日本の放送作家、タレント、作詞家です。ラジオやテレビで長年活躍し、人々の暮らしや人生について温かく鋭い視点で語りました。また、「上を向いて歩こう」などの名曲の作詞者としても知られています。「人を思いやる心」と「本音を大切にする生き方」を伝え続けた文化人として、多くの人に親しまれました。

永六輔のこの言葉は「気をつかいあうってのも優しさだけれど、時には傷つけるのを覚悟で、ほんとのことを言ってしまうことも優しさなんだよね」優しさには「相手を傷つけないこと」だけでなく、「相手のために真実を伝えること」も含まれるという意味です。

本当のことを伝える勇気も優しさ

私たちは人間関係を壊したくないために、相手にとって耳の痛いことを言わずに済ませようとすることがあります。しかし、それによって相手が間違いに気づけなかったり、成長の機会を失ったりすることもあります。

本当に相手を思うなら、一時的に嫌われたり誤解されたりする可能性があっても、必要なことを伝えなければならない場面があります。それは相手を攻撃するためではなく、相手の幸せや成長を願っているからです。

優しさと甘やかしの違い

この言葉は、優しさと甘やかしは違うことも教えています。

・気まずさを避けるために黙るのは、自分を守る行為かもしれない。
・相手のために真実を伝えるのは、勇気のいる優しさである。

もちろん、言い方やタイミングへの配慮は必要です。しかし、相手を大切に思うからこそ、本音を伝えることがあるのです。

まとめ

永六輔さんのこの言葉は、

「本当の優しさとは、相手に迎合することではなく、相手のためを思って真実を伝える勇気を持つこと」

を教えてくれています。優しさとは、ただ傷つけないことではなく、相手の未来を思い、時には厳しい言葉を伝える愛情でもあるのです。

あとがき

私が現役で働いている時、対人関係で一方が「キツイ言い方しているなぁ」、言われている方は反論せず、自分を責めて消極的になっているといった光景をしばしばみることがありました。
言ってることは、正論なんだけど、言い方が相手の心に刺さるような言動で、言われている側がトラウマになってしまうのではないかと心配になるのです。
勇気を出して、言ってる側の人間に、言い方に注意した方が良いと進言したことがあります。言ってる側もわかっているけど、腹が立ってキツイ言い方になってしまったと言うのです。
そんな時は、誰それさんは、仕事ができるから他の人間にも厳しく接するんだと思うけど、言われている側は、傷ついているかもしれないよと助言します。
腹が立っている原因を聴いてあげるだけで、胸のつかえも取り除かれ、それからは言葉を選んで接してくれた経験があります。
どこの職場でも多かれ少なかれ、そういった場面に遭遇すると思いますが、第三者の立場で勇気を出して、教えてあげることが大切なことだと思います。

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