荒川弘のこの言葉は、頑張り続けることだけが良いことではなく、適切に休むことも大切な役割であると教えています。
荒川弘は、北海道の農家出身の漫画家です。
まず驚かれることが多いのが、ペンネームは男性のようですが女性の漫画家であるということです。少年誌で先入観なく読んでもらうために、本名の「弘美」から一文字取って「弘」と名乗るようになりました。
代表作は 鋼の錬金術師、銀の匙 Silver Spoon、百姓貴族 など。壮大な物語づくりと、働くこと・生きること・命の重みを描く作風で高く評価されています。
エピソード:圧倒的な「鉄人」ぶり
荒川先生は『鋼の錬金術師』の約9年間の連載中、一度も休載をしませんでした。 しかも、その連載期間中に結婚と第一子の出産を経験しています。「出産前後も原稿を落とさなかった」という伝説を残しており、まさに実家の農業で培われた根性と体力の持ち主です(※ただし、皆さんは真似せず、しっかり休んでくださいね!)。
「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない」というシビアな現実を突きつけつつも、最後には必ず「それでも人間は、自分の足で前に進める強さを持っている」という人間賛歌を着地点にするのが荒川先生の優しさです。
言葉の本質:なぜ「休む=仕事」なのか?
多くの人は「休むこと=サボること・悪」と捉えてしまいがちです。特に真面目な人ほど、休むことに罪悪感を抱いてしまいますよね。
しかし、この言葉は「休養は、次のパフォーマンスを最大化するための『準備(タスク)』である」と定義をひっくり返してくれています。
・プロとしての自己管理: アスリートが試合後に体をアイシングしたり、長距離ドライバーが義務として休憩を取ったりするのと同じです。
・持続可能性(サステナビリティ): 短期的に無理をして120%の力を出し、その後体調を崩してゼロになるくらいなら、しっかり休んで常に80〜90%のクオリティを維持し続けるほうが、結果として「良い仕事」になります。
あとがき
私も現役時代(昭和)、ソフト障害(バグ)が発生すると、その原因究明のために会社に泊まり込み徹夜で調査をすることが何回もありました。
その時は、集中力も高く120%の力で頑張るのですが、原因が判明するとどっと疲れが出て会社を休むことがよくありました。
平成の時代に入り、働き方改革が全社で取り組むようになって、残業もせず定時で退社するころに人間ドックで直腸がんが見つかり、開腹手術を受けることになりました。(今は再発もなく、根治しています)
これまでの無理が病気に繋がったと言えると思います。
毎日忙しくて、なかなかゆっくり休めない方も多いと思いますが、
体を壊してしまっては元も子もありません。
ご自身の身体をいたわる時間を作ってあげてください。


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