自分がされて嫌なことは相手にしない

私は、自分がされて嫌なことは相手にしないことを心がけています。
「自分がされて嫌なことを他人にしなければ、人間関係は良好になる」と考えています。

ただ、この考えかたに反論する考え方もあります。
自分は嫌でも他人にはどう感じるかわからない。
人によって落ち込んでいるときに放っておいて欲しい人と、性格だけじゃなく状況にもよりますが、構って欲しい人がいるように、相手によって望んでいることは異なります。
ですから、相手がされて嫌なことが分からないから、「とりあえず」自分がされたら嫌なことはしない、というだけです。「相手がされたら嫌がること」をしないようにしたほうがいいと考えるのが正しいのかもしれません。

また、「自分がされて嬉しいから、相手もこれをされたら嬉しいに違いない」と考えもあります。
しかし、「相手が」喜ぶこと「相手が」望んでいることは、「自分が」喜ぶこと「自分が」望んでいることは違うかもしれない。自分と相手は違います。だからこそ違いを理解してお互いに心地よくいられるようにしようっていうことなんだと思います。

ビジネスの現場では、専門スキルや戦略も大切ですが、最終的に成果を支えるのは「人と人との信頼」です。その信頼の出発点こそが、「自分がされて嫌なことは相手にしない」という基本的な思いやりの姿勢だと思います。

コメント

  1. もけもけ より:

    相手と自分は違う人間だということをつい忘れそうになります。
    自分と他者の境界をはっきりさせておくことは、自分を守る意味でも大切なことかな。と思います。
    (なんだか違う話になりました)

    • dbase より:

      そうなんです。自分と他人は異なるんです。だから自分がされて嫌だと思っていることも相手はどう感じるかは異なります。
      ですから、それを意識して嫌なことは他人にはしないほうが無難なことだという程度がいいのかもしれません。

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