人の基本となる考え方は、気持ちや行動は、出来事そのものではなく、その出来事をどう捉えるか(=認知)によって決まる という考えに基づいています。
例
出来事:上司に注意をされた
認知A:「自分はダメな人間だ」 → 感情:落ち込む → 行動:避ける
認知B:「もっと成長できるチャンスだ」 → 感情:前向き → 行動:改善に取り組む
同じ出来事でも、考え方が違うだけで結果が大きく変わります。
この考え方は、認知行動療法(CBT)で、考え方(認知)と行動に働きかけ、物事の捉え方や行動パターンを変えることで、気分を楽にし、ストレスに対処する心理療法です。ストレスを感じたときに、自身の考え方、感情、体の反応、行動の4つの側面が互いに影響し、悪循環を生み出すことに気づき、そのパターンを調整することを目指します。
認知行動療法は、研究的な根拠が多く、世界的に効果が認められています。
以下の状態の改善によく用いられます。
・不安・ストレス
・うつ気分
・怒り・イライラ
・対人関係の悩み
・パニック
・トラウマ
・強迫症状 など
認知行動療法を身に着ければ
・考え方が変われば、行動が変わります。
・行動が変われば、習慣が変わります。
・習慣が変われば、結果が変わります。
・そして、結果が変われば、人生さえ変わります。
つまり、すべては “考え方” から始まります。
私は、心療内科に通っていますが、そこでリワークプログラムを体験したことがあります。リワークプログラムとは、うつ病などで休職中の人に復職するために必要なワークを実施する場所で、認知行動療法を学びました。
人が生きていく上で様々な出来事と遭遇しますが、それをどのように考える(捉える)かによって、行動が変わるということです。
ただ、私は、頭(知識)では、わかっていますけど、感情をポジティブに捉えることが自然にできるわけでなく、自分に言い聞かせていることが多いです。これが、当たり前のようにできるようになるとストレスも軽減されると考えています。
考え方が変われば、行動が変わる
心

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