ノーを言うのはつらかったはず

ある相談事を持ちかけてみたとする。ところが、相
手からは「申し訳ないが、その相談事にはのれな
い・・あなたの申し出は、今の私には応えられな
い」という返事がかえってきたとする。
相談事は不調に終わったのだ。その時、あなたはど
う考えるか？
「なんだこの人はこれくらいの頼みごとも聞いてく
れる力がないのか」と思うか、
「やはり駄目だったか。しかし、あの人によけいな
心配をかけてしまったな」と思えるか。
もともと頼みごとが聞き入れられなかったからと
いって、その人をうらむのは、逆うらみというもの
であって、相手に非があるものではない。
ただこちらの期待に応えられなかっただけの話であ
る。