「なすべきことをするのが人の仕事であり、そ
れが成功するかしないかは、人の力の及ぶところ
ではない」
まず与えられた仕事を使命として淡々と確実にや
っていくことです。結果はあとからついてくる。
いつか振り返った時に、今やってる仕事が転職な
んだと気付く時が来ます。
豊臣秀吉の側近として仕えた黒田官兵衛が、秀吉
にこう尋ねました。「殿が天下をとられたのは、
さだめし若いころから大きな志を立てたからで
ありましょう」すると秀吉は答えました。「なに、
そんなことはいっこうになかった。ただ自分は信
長公の草履時代には、一番良い草履取りになろう
としたし、士分に取り立てられた時はまた、一番
偉い武士になろうと誓った。その時々に授けられ
た仕事に一心不乱に励んだだけだ」
振り返ると「幸福だったな」と思うことがあるよ
うに、本当は幸福だったけれど幸福と分からなか
っただけで、過ぎてみれば幸福だったと分ること
があります。天職も振り返れば「今ある仕事が天
職」と分かる時期が来るのではないか。そう思う
のなら、今の仕事も天職だと思った方が天職への
道が早く開けます。天職はいつも楽しいものとは
限らない。ただ長続きしているものは転職の可能
性が高いです。楽しい、楽しくないを超えて、今
やるべきことにベストを尽くしていく。その時、
あなたの天命を生きます。
今やるべきこと
歴史

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